FP2級の実技試験は実施団体で異なり、どの試験が一番自分に合っているのか分からないという方も多いと思います。
そんなあなたに、それぞれの団体の試験内容について詳しく解説します。
これを見れば、もう安心。迷うことはありません。
自分に最適な試験を見つけて、早速次の試験に向けて学習をはじめましょう。
日本FP協会は1科目、きんざいは上記4科目の中から1つを選んで受検します。
ここでは、受検者数の多い3科目の違いを解説していきます。
FP協会の場合
日本FP協会の「資産設計提案業務」は学科試験と同じく、A~Fの6分野から満遍なく出題されます。家計の設例をもとに、ライフプランや社会保険から、民間の生命保険、金融資産運用、税金、不動産、贈与や相続まで幅広い問題に対応する必要があります。ただその分、きんざいの実技試験に比べて専門性は低い傾向にあります。
きんざいの場合
きんざいの試験では、「個人資産相談業務」と「中小事業主資産相談業務」はB分野のリスク管理、「生保顧客資産相談業務」と「損保顧客資産相談業務」はC分野の金融資産運用とE分野の不動産の出題がありません。
その分、出題される残りの分野についてはより深堀りした専門的な出題が多く、このような点からきんざいの実技試験は銀行や証券会社、保険会社など金融業界での法人受検の割合が高い傾向にあります。
過去5回の平均合格率を見てみると、日本FP協会の「資産設計提案業務」が57.57%となる一方で、きんざい実施の試験では「個人資産相談業務」が38.77%、「生保顧客資産相談業務」が37.82%となっています。
一見するときんざい実施の実技試験の方が難しいように見えますが、共通の問題である学科試験の合格率(過去5回平均)は日本FP協会が47.93%、きんざいが19.68%となっていることから、両試験を受験する母集団では学習の質が異なる部分があります。合格率が低いことからといって、難易度が高いとは直接的には言い切れません。
あなたにピッタリの試験は?
実技試験の違いを踏まえ、あなたが受検するのに最適な実技試験を診断してみましょう。
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日本FP協会 / 資産設計提案業務
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きんざい / 個人資産相談業務
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